双極性障害と季節の変わり目 体調を守るために意識していること

メンタルに良かったこと

私は季節の変わり目に体調を崩しやすく、毎年悩んできました。
私は、春から夏にかけては躁になりやすく自信があふれて行動的になり、秋から冬にかけては逆にうつが強まり、自己否定や焦燥感が出てきます。

さらに、長期休み(正月やゴールデンウィークなど)も生活リズムが乱れやすく、体調を崩すきっかけになることが多いです。双極性障害と暮らす中で、「季節の変わり目をどう過ごすか」は大きな課題でした。

おあです。社会福祉士・精神保健福祉士、双極性障害の当事者として活動しているよ。【自己紹介】

季節の変わり目で出やすい症状

春から夏にかけては躁になりやすい傾向があります。気持ちが高ぶって自信があふれ、行動的になります。調子が良いように見えますが、無理をして動きすぎたりお金を使いすぎてしまうこともあり、注意が必要です。

一方、秋から冬はうつの症状が出やすく、自己否定や焦燥感にとらわれてしまいます。
「自分はダメだ」「何もできない」と思い込んでしまい、気持ちがどんどん落ち込むこともありました。

また、季節の変わり目とは少し違いますが、正月やGWなど長期休みの時期も体調を崩しやすいです。周りが特別なモードになると、自分の生活リズムも乱れて夜更かししてしまい、結果的に調子を崩すことにつながっていました。

工夫していること

こうした経験から、私は次のような工夫を取り入れるようになりました。

  • 生活リズムを一定にする
    休日も平日も同じ時間に寝て、同じ時間に起きるようにしています。特に長期休みのときは、夜更かししないことを意識します。
  • 予定を入れすぎない
    季節の変わり目は体調を崩しやすいとわかっているので、無理して予定を詰め込みません。休む日を多めに確保しています。
  • 季節ごとのセルフケア
     秋冬は運動量が減るため、意識的に筋トレをしたり、立って作業をするなど体を動かす工夫をしています。
     春夏は朝散歩を取り入れて、自然の中を歩くことで気分を整えています。

こうした工夫をするだけでも、調子を崩す頻度が減り、少しずつ「季節を乗り越えられる」実感が持てるようになりました。

気づいたこと

以前は「季節の変わり目はただ辛いもの」と思っていました。けれど、月日を重ねるうちに「自分がどんなときに体調を崩しやすいか」を把握することが大切だと気づきました。

自分の傾向を知れば、対策を立てられます。春から夏は躁に気をつけ、秋から冬はうつに気をつける。その上で、生活リズムを整え、予定を詰めすぎず、体を動かすようにする。そうした具体的な工夫につなげられるようになったのです。

まとめ

大切なのは、生活リズムを一定に保つこと、そして自分の体調のパターンを知ることだと思います。

「自分はどの季節に崩れやすいか」を知るだけで、心構えができ、対策を立てやすくなります。
季節の変化を完全に避けることはできませんが、自分の傾向を理解し、工夫しながら少しずつ過ごしやすくしていきましょう。

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