双極性障害と「完璧を目指さない」工夫 ゆるく生きる大切さ

メンタルに良かったこと

「〇〇しなきゃ」「やらなくてはならない」と思い込んで、自分を追い詰めていませんか?
私は以前、仕事や家事などで「完璧にこなさなければ」と考えてばかりで、生活にゆとりがなくなっていました。どんどん心も体も疲れてしまい、結局は体調を崩してしまうこともありました。

双極性障害を抱えながら暮らすなかで、私は少しずつ「完璧を目指さなくてもいい」と思えるようになりました。今日はその工夫について書いてみたいと思います。

おあです。社会福祉士・精神保健福祉士、双極性障害の当事者として活動しているよ。【自己紹介】

完璧にしなきゃ」と追い詰められていた頃

以前の私は、仕事でも家事でも「すべて完璧にやらなくては」と自分を追い詰めていました。
・家事は全部やるべき
・仕事は100%仕上げなければならない
そんなふうに考えて、自分に厳しくしすぎていたのです。

ですが、どれだけ努力しても完璧にはなりません。
そして「できなかった部分」にばかり目がいってしまい、自分を責めるきっかけをどんどん増やしていました。

気づき:「完璧にはならない」

あるとき、ふと気づきました。
完璧を目指して行動しても、完璧にはならないんだ」と。

完璧にできたと思っても、後から「もっとこうすればよかった」と思うことは必ず出てきます。そう気づいたとき、ようやく「完璧を追いかけても苦しくなるだけかもしれない」と考えられるようになりました。

工夫:行動そのものに価値を置く

それからは、完璧を目指すのではなく 「行動したこと自体に価値がある」 と意識するようになりました。

・家事を全部やるのではなく、一つできただけでも「今日はここまでできた」と思う
・仕事も「全力でやる」より「自分に負担をかけすぎずやる」ことを大切にする

そんなふうに“ゆるゆる”と、自分のペースで行動するようにしました。

すると不思議と、自分を責める回数が減り、体調も安定している日が増えてきました。

完璧を手放すことで得られたこと

完璧を求めなくなったことで、生活にゆとりができました。
「今日はここまでで十分」と思えるようになり、気持ちも楽になったのです。

双極性障害のある私にとって、体調の波を考えると「できる日もあればできない日もある」のは当たり前。
だからこそ、完璧ではなく“今の自分にできる範囲”を大切にすることが、毎日を安定させる工夫だと感じています。

まとめ:

完璧を目指すこと自体は、決して悪いことではありません。
ただ、もし「どこか疲れているな」と感じるなら、少し肩の力を抜いてみてほしいです。

「今日は少しだけできればいい」
「行動したこと自体に意味がある」

そんなふうに考えるだけで、自分を責める回数が減り、心が軽くなるかもしれません。

私自身、完璧を目指さず“ゆるゆると暮らす”ことを大切にしてから、生活がずいぶん楽になりました。あなたも無理をせず、自分に優しいペースで過ごしてみてくださいね。

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