「早く体調を良くしたい」「普通の生活に戻らなきゃ」
そう思えば思うほど、現実とのギャップに苦しくなることがあります。
私も、回復を急ぐあまり「焦り」に支配されていた時期がありました。

おあです。社会福祉士・精神保健福祉士、双極性障害の当事者として活動しているよ。【自己紹介】
焦りに気づいたきっかけ
当時の私は、「今まで通りの生活をしなければならない」「頑張らなきゃ」と自分にプレッシャーをかけ続けていました。
予定をいっぱい詰め込みすぎて、体調を崩してしまったこともあります。
そのとき初めて、「焦っても思うように進まない」「焦るほど自分を責めて苦しくなる」と気づきました。
ある日、紙に自分の気持ちをありのまま書いてみたんです。
「焦っているんだな」「不安を抱えているんだな」と気づけた瞬間、心が少し軽くなりました。
焦りを悪者にしないで受け入れることが、回復への第一歩でした。
焦りと上手に付き合うために
焦りを感じたときには、
- 感情を紙に書き出して客観的に見る
- 自然の中を歩いて気持ちをリセットする
- 瞑想をして呼吸を整える
こうした「立ち止まる時間」を意識的に作っています。
焦りで頭の中がいっぱいになると、体も心も緊張してしまうからです。
また、「〇〇しなければならない」という考えが浮かんだら、
「本当に今それをやらなきゃいけないの?」と自分に問いかけるようにしています。
焦ったときこそ、ブレーキを踏むサインだと思うようになりました。
焦りを受け入れて気づいたこと
焦ること自体は悪いことではありません。
焦りは「現状を変えたい」「前に進みたい」という気持ちの表れです。
ただ、その焦りに飲み込まれてしまうと、体調が悪化したり、心がすり減ってしまうことがあります。
焦りを感じたら、
「焦っている自分も、それだけ頑張って生きようとしている証拠」
「今できる小さなことから始めよう」
と、優しく声をかけるようにしています。
焦りを受け入れられるようになってからは、「〇〇しなきゃ」という考えが減り、体調も安定しました。
自分を責めることが減るだけで、こんなにも生きやすくなるんだと実感しています。
まとめ
焦ることは、悪いことじゃありません。それは「今を生きよう」としている証です。
でも、焦りに押しつぶされそうなときは、一度立ち止まって深呼吸してみてください。
焦っても大丈夫。
あなたはもう、ちゃんと前に進んでいます。
焦りを味方にしながら、少しずつ、一歩ずつ進んでいきましょう

