「休んでいると怠けているみたいで罪悪感を感じる」――そんな気持ちになったことはありませんか?
私も同じでした。友人や家族が働いているのに、自分だけが休んでいることが許せず、焦って無理をしてしまったのです。
その結果、体調が一気に悪化し、半年近く寝込むことになってしまいました。
あのとき痛感したのは、「休むことを悪いことだと思う方が、よっぽど危険」だということです。
でも今は、休養を「怠け」ではなく「リカバリーの一部」と考えられるようになりました。
この記事では、私が休養に抱いていた罪悪感との向き合い方や、休養を回復につなげるために工夫していることをご紹介します。

おあです。社会福祉士・精神保健福祉士、双極性障害の当事者として活動しているよ。【自己紹介】
休むことに罪悪感を抱いていた頃
双極性障害を発症したばかりの頃、私は「みんな頑張って働いているのに、自分だけが休んでいる」と強く感じていました。
休んだあとには「ダメな人間だ」「怠けている」と自分を責め続けて、気持ちはどんどん落ち込んでいきました。
無理をして体調を崩した経験
体調がすぐれないのに「休んではいけない」と焦り、無理に予定を詰め込みました。その結果、半年近く寝込むほど具合が悪くなってしまったのです。
あの経験から学んだのは、「無理をして動くことが、結局いちばんの遠回りになる」ということでした。
休養をリカバリーに変える工夫
今の私は、具合が悪いときには「何もしないでゆっくり寝ること」を大切にしています。
また、罪悪感が出てきたときには「休んだっていい。周りや過去の自分と比べなくていい」と自分に言葉をかけます。
そして「一生苦しいわけじゃない。症状には波があるから、その波を乗り越えればいい」と思い出すようにしています。
休養を「次に動くための準備」と考えることで、罪悪感から少しずつ解放されるようになりました。
まとめ 休養は自分を大切にする時間
双極性障害と付き合う中で、休養は欠かせない大切な時間です。
焦ってしまいがちですが、時間が解決することも多くあります。
どうか休むことに罪悪感を抱かないでください。
休養は怠けではなく、波を乗り越えるためのエネルギーをためる行動です。自分を大切にするために、安心して休んでくださいね。