双極性障害と自己肯定感 自分を責め続けた私が変われたきっかけ

メンタルに良かったこと

双極性障害のうつ状態に入ると、自己肯定感が一気に下がってしまうことがあります。
私もそうでした。何もできない自分をひたすら責め続け、働けない自分を「価値がない」と感じ、現状の自分を許せなくて毎日苦しかったんです。

「どうして自分はこんなに弱いんだろう」「前みたいに元気に働けないなんて最低だ」
そんな言葉を自分に浴びせ続け、どんどん自己肯定感がなくなっていきました。

でも、少しずつ「自分を責めるのをやめる」という意識に切り替えたことで、自己肯定感を取り戻せるようになったのです。

おあです。社会福祉士・精神保健福祉士、双極性障害の当事者として活動しているよ。【自己紹介】


自己肯定感を取り戻すためにやめたこと

私はある時「自分を責めても何もメリットがない」と気づきました。
責めれば責めるほど苦しくなるのは自分自身。だったら、もう責めるのはやめようと決めました。

責めるのをやめると不思議と前を向けるようになりました。「どうしてできないんだ」ではなく、「これからどうしていこうか」と考えられるようになったんです。


周りや過去の自分と比べるのをやめた

病気になる前の自分や周りの人と比べて落ち込むことも多くありました。
でも、比べても苦しくなるだけで何も良いことはありませんでした。

そこで私は、「自分を親友のように扱おう」と決めました。親友に対して責めたり、いじめたりすることはしませんよね。それなら、自分にも同じように接してあげればいい。そう思うようになったんです。


自己肯定感を回復させるためにした工夫

うまくいかないことや失敗があっても、「失敗したことで改善点がわかったじゃん。大丈夫、次もやってみよう」と自分に声をかけました。
そうすると、不思議と気持ちが落ち込みすぎずにすみ、次の行動につなげられるようになりました。

自分を責める代わりに、前を向ける声をかける。これが私にとって自己肯定感を回復させる一番の工夫でした。


自己肯定感が回復して変わったこと

こうした工夫を続けることで、以前よりも前を向けるようになりました。
悲観的な気持ちは少なくなり、行動できることが増えました。必要以上に落ち込むことも減り、「これが私のペースでいいんだ」と思えるようになったのです。


まとめ 自己肯定感が低くても大丈夫

双極性障害とうつ状態では、自己肯定感が下がってしまうことは自然なことです。
でも、必要以上に自分を責めたり、いじめたりしなくて大丈夫。自分自身を大切にすれば、少しずつ前に進めます。

私も以前は自己肯定感がとても低く、毎日のように自分を責め続けていました。けれど、考え方を少し変えるだけで、気持ちがラクになることを実感しました。

今、自己肯定感が低くても大丈夫です。辛い気持ちは本当によくわかります。そのうえでお伝えしたいのは――あなたも前を向けるようになります。

小さな一歩でも、自分を大切にすることから始めてみてくださいね。

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