薬を飲み始めたとき、副作用が怖くて不安になったことがあります。
「本当に飲んで大丈夫なのかな」「このまま副作用がひどくなったらどうしよう」と思いながらも、主治医にうまく相談できず、ネットで検索して余計に不安が大きくなってしまいました。
同じように薬への不安を感じている人もいるのではないでしょうか。今日は、私が薬と付き合う中での工夫や学んだことをまとめてみたいと思います。

おあです。社会福祉士・精神保健福祉士、双極性障害の当事者として活動しているよ。【自己紹介】
副作用と向き合った経験
服薬を続ける中で、日中とにかく眠くなってしまう副作用がありました。
「薬なんてもう飲みたくない」と思ったこともあります。
でも、自分の判断で薬をやめてしまうことは、再発や体調悪化につながるリスクが大きいと考えました。だからこそ、「薬は主治医と一緒に続けるもの」 だと意識するようになりました。
主治医とのコミュニケーションの工夫
薬を安心して飲み続けるために、今は受診のときに主治医に積極的に質問をしています。
- この薬はどんな効果を期待しているのか
- なぜこの薬を選んでいるのか
- 副作用の不安があるけれどどう対応すればいいのか
また、薬の変更や調整があったときには、「以前との違いでどんな体調の変化があったか」 を伝えるようにしています。
「気分が落ち着いてきた」「日中の眠気が強くなった」など、効果と副作用を具体的に話すことで、主治医も状況を把握しやすくなります。
ネットではなく主治医へ相談する
過去の私は、副作用が怖くて主治医に相談できず、ネットで検索して不安を膨らませていました。
今は、不安に思ったらまず主治医に聞く と決めています。
ネットの情報は断片的で、かえって不安を強めてしまうことが多いと気づいたからです。主治医に直接相談することで、不安が和らぎ、薬を安心して続けられるようになりました。
薬と付き合う中で学んだこと
薬との付き合いで私が大事だと思ったのは、この4つです。
- 薬を飲むのが怖いと思うのは自然なこと
- 自己判断でやめないこと(リスクが大きい)
- 不安や副作用は主治医に正直に伝えること
- ネットで調べすぎず、信頼できる医師と一緒に考えること
まとめ
薬は、双極性障害と付き合っていくための大切な支えの一つです。
不安や副作用を感じても、それを一人で抱え込む必要はありません。
私は「薬を飲むのが怖い」と思ったことがありましたが、主治医に相談しながら安心して続けられるようになりました。
もしあなたが今、不安を抱えているなら、どうか一人で悩まず、主治医や病院のスタッフに相談してみてください。

