双極性障害と趣味・楽しみの見つけ方 小さな幸せを大切にする

メンタルに良かったこと

「趣味がない」「楽しみが見つからない」――そんなふうに悩んでいませんか?
私も同じでした。病気と向き合う中で、「もっと楽しいことを探さなきゃ」「大きな趣味を見つけなきゃ」と焦っていた時期がありました。

でも実は、幸せや楽しみは自分のすぐそばにあったんです。
コーヒーを淹れて飲む時間、観葉植物のお世話、家族との何気ない会話――そんな小さなことが、私にとって心をほっとさせ、ストレスを浄化してくれる大切な楽しみになりました。

趣味や楽しみは「生きる喜び」につながるもの。特別なものを無理に探さなくても大丈夫です。
この記事では、私が気づいた“身近な小さな楽しみ”と、その大切さをお伝えします。

おあです。社会福祉士・精神保健福祉士、双極性障害の当事者として活動しているよ。【自己紹介】

病気になってから変わった「楽しみ」への見方

双極性障害になる前も趣味はありましたが、病気になってからは「小さなことに幸せを感じられるようになった」と思います。
以前なら当たり前すぎて気づかなかったこと――たとえば家族とのたわいのない会話も、今は心から「幸せだな」と感じられる大切な時間です。

調子に合わせて楽しむ

体調が悪いときは、まず休むことを第一優先にしています。無理に「楽しもう」としなくても大丈夫。
反対に、調子がいいときは散歩に出たり、コーヒーを丁寧に淹れてみたり、植物のお世話をしてみたりと、「心がほっこりする時間」を少しずつ増やすようにしています。

躁のときは、やりすぎて疲れすぎないように「家の中でゆっくりすること」を心がけています。
うつのときは、「何もしないで寝ること」が一番の休養です。無理に何かをしなくても大丈夫。そうやって休むこと自体が、次につながる大切な行動だと思います。

趣味は「無理につくるもの」じゃない

趣味って「これをやらなきゃ」「続けなきゃ」と思うと、逆にしんどくなることがあります。
でも私は、「自分が心から楽しいことをやって、続けたいと思えたら、それが趣味でいい」と考えるようになりました。

人によって価値観は違うから、読書が好きな人もいれば、料理や散歩が楽しい人もいます。
大切なのは「趣味を持つこと」ではなく、「自分が心から楽しくて幸せに思えることをする」ことだと思います。

まとめ 幸せは、実は身近にある

双極性障害と向き合う中で、「趣味や楽しみは大きなことじゃなきゃ」と思っていた私ですが、実際にはそうではありませんでした。
コーヒーを淹れる、植物に水をやる、家族と何気ない会話をする――そんな身近なことが心をほっとさせてくれて、ストレスを浄化し、生きる楽しみにつながっています。

幸せや楽しみを求めて遠くに探しに行かなくても大丈夫。
本当の幸せは、すでに自分の周りにあるんです。
どうかあなたも、身の回りの小さな幸せに気づいてみてくださいね。

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